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*「フリーソフトで楽しむデジカメ写真」 第12号 画像処理ソフト
* 発行者 Hulatt
* 発行者サイト http://hulatt.hp.infoseek.co.jp/index.html
* 問い合わせ tsunokjp@yahoo.co.jp
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第10回に交換メルマガ紹介と言うことで「クスッと笑える30秒エッ
セイ」を紹介いたしました。かわりに、こちらのも紹介していただい
たわけです。その結果、約40名の新規登録者を迎えることが出来まし
た。ありがとうございました。エッセイからの新規登録者の皆さんよ
うこそ。最近続いています解約者の約半数をこれでカバーすることが
できました。メルマガを発行しておられる読者の皆さんで交換メルマ
ガ紹介をしてみたいと考えられている方、ご連絡下さい。
1. デジカメ写真用画像改良ソフトr
さて、今日は画像処理のソフトを紹介すると約束していました。ここ
では、画像処理と言った時は、画像を良くすることを指しているつも
りです。良くすると言っても2つの意味があります。一つは、その画
像の持っている情報の中で自分の主張したい点を強調することです。
もう一つは、いろいろの理由、カメラの問題とか、撮影条件の困難さ
とかの原因でうまくいかなかった画像を本来有るべき画像に戻す、回
復と言う操作です。今日ご紹介するのは、この、後者の回復を自動的
にやってくれるソフトです。もう一つ別の処理は、画像を変形させた
り、縁取りをしたり、文字を入れたりすることで、こちらは画像の加
工と表現することにしています。強調、回復、加工ですね。
最近のデジタルカメラの進歩は目覚しく、先月母が、デジカメを始め
たと言うので見せてもらったのですが、アッと驚くほどいろいろな画
像処理が組みこまれていました。昨年、WindowsXPを女房が買ったと
きにも、そのエクスプローラの優秀さに驚きました。どちらも、画像
ビュアーや画像処理のフリーソフトが担当していた処理が、もうパソ
コンやデジカメにあらかじめ組みこまれているようになってきたとい
うことですね。いまに、フリーの画像ソフトを使う人は、古い機械を
やむなく使っている人たちだけということになってしまうかもしれま
せん。しかし、フリーソフトも、ハードウェア組みこみのソフトの進
歩に負けず、次々と新しい機能を開発していただくことに期待しまし
ょう。
2. デジカメ写真用画像改良ソフトDcEnhancerの説明
今日ご紹介するDcEnhancerは、外国人の作ったソフトです。Dcは、デ
ジタルカメラの略ですね。エンハンサーというのはもちろん、強調す
るという意味です。このソフト開発者は、強調と、回復とを区別しな
いで強調と命名していますが、このソフトの実態は、回復ですね。一
言で言って、素晴らしいソフトです。ただ、このソフトはフリーとは
言っても、沢山あるソフトの中の一つがフリーで、しかも、有料版の
機能制限版になっています。このようなフリーソフトは実はかなり多
いですね。で、この紹介をするのは、有料ソフトの宣伝の片棒を無料
で担ぐようでいやなのですが、この種のソフトの紹介をはずしますと、
優秀なソフトのかなりが外れてしまうのでやむをえないかなと思って
おります。
さて、DcEnhancerの使用例とダウンロードのページへのリンクは、次
のURLから行ってください。
http://hulatt.hp.infoseek.co.jp/Softwares/DcEnhance.html
さて、図1の写真は朝早く、古いホテルのロビーで撮影したものです。
電気がついているため、カメラの露出はそれに惑わされて、観光ホテ
ルと書いてあるその下の方の部屋は真っ暗になっています。この写真を
DcEnhancerで読み込みますと、図2のようになります。左上のLoadとい
うボタンを押すとWindowsでおなじみのファイル選択の画面が出てきま
す。2つのウィンドウがあり、左はオリジナル、右は処理済みの画面に
なります。普通、画像処理のソフトでは、Imageなどというところから、
Enhance Color等というのを選んで、そこで出てきますバーを使って、
ガンマコントロールなどで明るさを調節します。このソフトの素晴らし
いところは自動的にやってしまうことです。ですからなにもしないうち
に右側の処理後の画像のところによい写真が現れるのです。
3. カメラのダイナミックレンジについて
写真の明るさについて少しだけ説明します。普通の写真では、明るさの
ダイナミックレンジは256階調でこれが3色のそれぞれにあります。一番
明るいところがひどく明るいと、真っ暗なところとこの明るいところの
間を256等分しますので、暗いところのデテールを示すことができなくな
るわけです。そこで、明るさに対する階調変化を明るい部分に対して少し
しか割り当てず、暗い方に沢山割り当てるようにします。例えば256階長
の対数をとって明るさを表現しなおします。そうしますと暗い方に多く
の階調が割り当てられ、明るい方は階調変化が少なくなりますから、暗
い方が見えてきます。しかし、元々の写真で暗い方には少ない数の階調
しか割り当てられていませんでしたから、これを伸ばして使うため、ざ
らついた絵になってしまいます。
デジカメの性能は、一般的にはピクセル数で測られますが、どんどんピ
クセル数が増大してしまいますと、大きな紙に印刷する場合以外はピク
セル数が大きくなったことの利点がほとんどなく、むしろ大きすぎる写
真を見たり、保存したりするのが不便になっています。そして、性能は
ピクセル数だけで決るものじゃないと言うことがよく言われます。もう
一つの重要な特性は実は、このダイナミックレンジなのです。明るいと
ころと暗いところの差が大きい場合、どちらもきちんと映し出すには、
広いダイナミックレンジを持つCCDを使う必要があります。素子のダイナ
ミックレンジを決めるものは何かと言いますと、それは素子の大きさで
す。だから、ピクセル数を大きくするためにどんどん一つの素子のサイ
ズを小さくして行ったのは、実はばかげたことだったわけです。無知な
ユーザーを騙して、ダイナミックレンジをおとしてピクセル数を増やし
て、見掛け倒しの性能向上をうたっていたとも言えるわけです。
もちろん、ピクセル数も、ダイナミックレンジも両方増やすには、全体
の素子の大きさを大きくすればよいのです。よく、デジタルカメラでシ
ャッター式と言う言葉をお聞きになったことがあると思います。デジタ
ルカメラには実は大きく分けて2つ有ります。インタライン型とフルフ
レーム型といいます。前者は普通のデジカメで使われている方法で、CCD
素子は、光を捉えてこれを電子に変えて、その電子を蓄える部分と、蓄
えた電子をカウントするための回路に運ぶための通路としての部分を持
っています。早く言ってしまうと、素子の半分は通路に使われているの
で、外の風景を捉えるのに使われていないのです。これに対して、フル
フレーム型というのは、計測用とも言われていますが、もともと星の観
測用などで発展してきたもので、全体が、光を捉える部分になっていま
す。時間をかけて露光をし、シャッターを閉じて、それから端の方から、
読み出して行きます。読み終わったところは、次ぎのピクセルの情報を
読み出すための通路として使われます。そこで、シャッターがついてい
るのがフルフレーム型になります。即ち、動画が撮れないわけですね。
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もう一つ、最近の工夫としては、一つのピクセルに対して2つの素子を
使い、大きい方の1つが通常の素子として使われ、もう一つの小さい方が
ダイナミックレンジの大きさをコントロールしている場合があります。
いわば桁数の保存に使われているといってもいいかもしれません。ある
いは、ハニカム型の素子の形というのも、ダイナミックレンジを大きく
取る工夫の一つです。
4. 肌荒れの除去フィルター
DcEnhanceで出来ることは、図1の場合のように、写真を撮影した時の条
件が悪かった場合に図2に見られるように、明るさの条件を良くしてくれ
ることでした。もう一つは、ノイズの減少です。ノイズの減少のための
フィルターは実に沢山有り、実際それをやってみると像がボケたりして
あまり面白くないのが大部分でした。そこで、いかに綺麗にノイズを減
らすかと言うことが課題となり、さらに沢山のフィルターが考えられま
した。しかし、像がボケるということを逆に利用してしまった応用が出
てきました。
図3を見てください。女性の肌ですね。誰の写真かわからないようにする
ために、片頬の部分だけを示しています。今日のテーマでは顔にマスク
をかけたりするわけにはいきませんから。ぱっと見てわかりますように、
右側の処理後の画像では肌が若返っていますね。艶があります。しみが
消えています。顔全体の写真をお見せ出来ないのが残念です。御自分の
顔写真で試してみてください。アッと驚く若返りです。もう、写真を撮
られるのを嫌がる必要はありませんね。
数年前、NHKの大河ドラマで、少年が達筆な文章を書くシーンがあったの
だそうです。このとき、実際には書道の大家が書いているところをその
手元を撮影したのだそうです。しかし、書かれた文字は素晴らしくても、
手の皺はどうしようもなくその人の年齢を語っていたと言うことです。
このとき、NHKが開発した、肌の若返りソフトを使って処理をし、少年の
手に改造したのだと言う記事を新聞で読んだ覚えがあります。今日ご紹介
したソフトは、これと同じことが出来るのですね。
写真の下に幾つかのスライダーがありますね。このスライダーを左端まで
移動しますと、そこに書いてある項目については処理が行われなくなりま
す。ですから、それぞれのスライダーの役割がこれで理解できますね。た
だ、それぞれの処理は、事前に最適になるように設定してあるということ
です。ですから、試してみるのはいいですが、いじってみてもたいていの
場合は悪くするだけですね。ただ、ちょっとどぎついかなと思うような設
定になっているようにも思えますので、多少処理の程度をおさえ気味に直
した方がよいような気もします。日本人のセンスに合うように設定されて
はいないような気がしますので。
5. Exif Meta dataの利用
どうして自動的に最適条件が得られるのかと言いますと、それは、カメラ
で撮影したときの条件が実はJPEGファイルの中には記録されているのです。
これをExifフォーマットと言い、1995年にニコン、オリンパス、キャノン、
ソニーが制定したのだそうです。全部日本のメーカーですね。撮影条件の
他に、縮小画像であるサムネイルもここに保存されているそうです。デジ
カメの画面で見るときはサムネイル画像しか見れませんからね。このソフ
トでは、このExifデータを利用しているわけです。ですから、違うカメラ
で撮影した写真については、スライダーの最適位置は違ってきます。この
Exifデータについては、別な機会にもっと詳しく説明します。このデータを
扱うことを専門にしたフリーソフトも有りますから。
最初に書きましたように、最近のカメラは元々沢山の画像処理ソフトが組み
こまれていて、常に素晴らしい写真が撮れるようになっています。今日紹介
したソフトは、少し古いカメラを最新のカメラと同じように使うソフトが提
供されたのだと考えることも出来ます。コンピュータのソフトですと、例え
ばウィルスを発見するためのソフトなどしょっちゅう更新されていますが、
残念ながらデジカメの中に組みこまれたソフトは更新されません。買ったと
きのままです。そうかと言って半年毎にカメラを買いかえるわけにも行きま
せん。今日のソフトは、古いカメラに新しい機能を持たせるソフトと考えれ
ばよいでしょう。
6. ソフトの使い方
今日ご紹介したソフトは処理も自動でなされます。ですから、写真を読みこ
んだだけで必ずよりよい写真が出てきます。それだけではなく、ダウンロー
ドも簡単です。ダウンロードした圧縮ファイルをクリックすると、自動的に
ソフトのインストールをやってくれる中間ファイルが生成されます。このソ
フトをクリックすると、インストールが始まります。これもYesとかOKとかを
押してれば、インストールは出来あがります。英語のソフトだからと言って
食わず嫌いをする必要はありません。なにも説明書を読む必要もありません。
Loadと言うボタンを押すと、Windowsが用意してくれているいつもの日本語の
ファイル読みこみのためのウィンドウが出てきます。画像を読みこんでしま
うと、元の画像は左側の画面に、処理された画像は右側に示されます。写真
の下にあるOriginalとPreviewボタンは、Originalを押すと、元画像の大きさ
になりますし、Previewを押すと縮小画像になり、写真全体の像を示します。
5つあるスライダーの意味は、一つ一つ左端に持ってきてみればなんのための
スライダーか意味がわかります。右端のLandscape, MidDetails, Close-upと
いうのは、そこに絵が書いてありますから想像できると思いますが、一番上が
風景写真の場合、一番下が人物像の場合です。中間は、風景の中に人物が写っ
ている時ですね。updates&More Photo toolsということろのURLを押すと、先
ほどソフトをダウンロードしていただいたところに行きます。ここに、詳しい
ソフトの説明が書いてあります。英語ですよ。
6. 終わりに
ぜひとも、このソフトをダウンロードして、つやつやした肌に生まれ変わって
ください。楽しくなりますよ。うきうきしてどこか出かけたくなります。誇大
宣伝では有りません。
来週は、もう一つ画像処理のソフトを紹介させてください。実は、近々画像処
理の話をしなければならず、その準備も兼ねて、画像処理のソフトをいじって
いますので。
では来週までごきげんよう。
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*フリーソフトで楽しむデジカメ写真 第12号
* 発行者 Hulatt 問い合わせtsunokjp@yahoo.co.jp
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* まぐまぐ 3370 http://www.mag2.com/m/0000106478.htm
* めろんぱん 177
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