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「フリーソフトで楽しむデジカメ写真」第105回 写真の伸縮
発行者サイト http://hulatt.hp.infoseek.co.jp/index.html
問い合わせ tsunokjp@yahoo.co.jp
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今日御紹介するソフトは、ベクターのページからダウンロード
することが出来ます。ですから御紹介するわけですが、著者の
サイトはすべてクローズされています。著者のページは、「太
陽の高速アプリケーション開発研究所ホームページ」と言うと
ころに出ていたのですが、これに関連するホームページはすべ
ていまは存在しません。
ソフトの題名であるPhoto Panoramaで検索をかけて見ると、こ
のソフトウェアを引用している沢山のサイトが引っかかってき
ます。あるじゃないかと思ってそれぞれのサイトを訪問して見
ると、結局は著者のサイトがクローズされているので、最終的
には目的を達することが出来ないわけです。本体がなくなって
も、引用はなくならない。これは、検索のひとつの問題点です
ね。ただ、最初に書きましたように、ベクターではダウンロー
ドのサービスを続けていますので、ソフトの利用に支障はあり
ません。
1.フリーソフト「PhotoPanorama」のダウンロード
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使用例と、ダウンロード出来るサイトへのリンクは
http://hulatt.hp.infoseek.co.jp/MailMag/105PhotoPanorama.html
から入ってください。著作者は齊藤 樹一郎さんです。ダウンロー
ドされたファイルは、photopanorama1_1_0_00000.zipというzip形
式のファイルですから、これをLhasaなどの圧縮・解凍ソフトの上
にドラッグアンドドロップします。そうしますと、PhotoPanorama.
exeというソフトが出来ますから、このアイコンをダブルクリックす
ると使うことが出来ます。
2. 画像を部分的に伸縮するソフト「PhotoPanorama」の説明
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日本のソフトですし、readme.txtファイルには日本語で説明が書かれ
ていますが、メニューなどソフトを立ち上げたときに出てくる単語は
英語です。びっくりしないで下さい。
File-->Open JPEG imageから、写真を選びます。縦横の線で区切られ
た画像が表示されます。縮小表示された画像は解像度か低くて見難い
ので心配になりますが、メニューの下にPreview quarityと言う所の設
定がVery lowに初期設定されているからです。これをNormalに変えて
やると、普通の解像度の写真に変わります。
このソフトは、画像を部分的に伸ばしたり縮めたりするものです。縦横
の線の左側と上に+-のボタンがついています。上部にある+ボタンを押し
ていますと、縦線の幅がどんどん開いて行きます。-ボタンを押しますと、
間隔が狭くなります。横線の幅を変えるには左側のボタンを押します。
この操作で、線の間隔が変わるだけではなく、その領域の写真の倍率も変
わっているわけです。ですから、広い範囲の画像を端の方を縮めていけば
相対的に中心部を拡大し、周辺を縮小した見易い像になってくれると言う
わけです。ただ、機械的にこうした操作を行うと、不自然に見えてしまう
部分が出てくると言うことで、画像の下と右側にあるボタンは、画像の伸
縮をロックする機能になっています。これらのボタンを押してある領域に
ついては、+-のボタンを押しても伸縮しないと言うわけです。ですから、
人が写っている領域などを避けて伸縮すれば不自然さが避けられます。
Normalize Stretchと言うボタンがあり、隣同士で伸縮の量に大きな違いが
出てしまったようなところをスムーズな変化にしてくれます。Trim Image
と言うボタンは、読みこんだ画像からその一部を切り取って使うトリミング
の機能です。縦線、横線の間隔はEditメニューのOptionで変えてやることが
出来ます。変形させた後の画像は、JPEGで保存出来ますし、クリップボード
経由で他のソフトで取り込むこともできます。
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画像の伸縮をやるだけのソフトなのですが、このように単一の機能に絞った
ソフトと言うのも面白いですね。今日のPhotoPanoramaの機能は、実はひずみ
と呼ばれるレンズの収差をわざと与える機能なのですね。いまでは、レンズ
の歪み収差が写真の上に残ってしまって、これを補正する処理が必要だ等と
いうことはないので画像処理にその機能は盛りこまれていないのです。
でも、魚眼レンズと言うのを知っていますか。これは、狭い部屋にいっぱい
に入っている物の全体写真を撮るときなどに良く利用されていますが、広角
度のレンズで、中心付近の倍率が大きく、端にいくほど倍率が小さくなるた
め、広い範囲を撮影できるわけです。これは歪み収差をわざと作ってやって、
利用した例です。
このような中心の倍率が大きく、周辺のそれが小さい場合を「樽型歪み」と
いいます。逆に中心の倍率より周辺の其れが大きい場合を「糸巻きひずみ」と
言うわけです。魚眼レンズは、最近は倉庫ビルなど無人の場所の監視用に使わ
れ、カメラに写る像に変化が起こるとその方向に中心が移動して侵入者がはっ
きり見えるようになると言った利用がなされています。
PhotoPanoramaを根気良くいじって見れば、樽型歪みや糸巻き歪みを実際に作っ
て見ることが出来ます。この収差は、中心からの距離の3乗に比例します。球面
収差と言う言葉は聞いたことがありますか。こちらは、入ってくる光の角度の3
乗に比例する収差です。全部で5つの収差があって、ザイデルの5収差と呼ばれて
います。これらは形に関する収差で、光の色に関係した収差である色収差が他
にあるわけです。
今日はカメラに使われているレンズが持つ収差の話にまで行ってしまいました。
カメラやメガネのレンズはほとんど収差がないように作られていますが、虫眼
鏡とか、倍率の大きなルーペなどを御持ちの方は、レンズの端っこの方を見てみ
ましょう。歪み収差、多分、糸巻き型の歪み収差を実感していただくことが出来
るでしょう。
3. 「写真の貼り合せ・切り離し加算・減算」のフリーソフト
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写真の明るさやコントラスト、ボケやシャープさなどと言った写真の質に関する
項目ではなく、写っている物の形を変えたり、切った張った、つなげた重ねたと
言った処理に関するフリーソフトは次のURLに集めてあります。
http://hulatt.hp.infoseek.co.jp/VariMath.html
これは、実に楽しいいろいろなソフトがありますね。パノラマ写真作りもその一
つですし、同じ場所の写真をたし合わせて行くと動いているものが消えて止まっ
ているものの像だけになる処理とか、あるいは単純に写真を並べて行くとか、回
転した写真を重ね合わせて行くとか、いろいろ楽しんでください。
これまでにご紹介したのはパノラマ製作の他、何枚もの画像を張り合わせる
ImageMarge(27回)http://hulatt.hp.infoseek.co.jp/Softwares/ImageMarge.html
Windowを立体化する「窓立て」(86回)
http://hulatt.hp.infoseek.co.jp/MailMag/86Madotate.html
と、顔写真をアイコン化する「顔コン」(88回)
http://hulatt.hp.infoseek.co.jp/MailMag/88Kaoco.html
位でした。これからは、もっと積極的にこの分野のソフトもご紹介しましょう。
4. 終わりに
今日は、写真を部分的に伸縮して歪みを導入するソフトをご紹介しました。
来週は、お絵書きソフトといわれるDraw系のソフトに含まれる画像処理フィルタ
をご紹介します。
次回をお楽しみに。では来週までごきげんよう。
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* フリーソフトで楽しむデジカメ写真 第105回
* 発行者 Hulatt 問い合わせtsunokjp@yahoo.co.jp
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