「フリーソフトで楽しむデジカメ写真」01 創刊号
発行者 Hulatt
メールマガジン「フリーソフトで楽しむデジカメ写真」にようこそ。このメールマガジンでは画像の
表示や画像処理、画像の加工などに関連したフリーソフトを紹介していきます。
筆者は、顕微鏡関係の画像を長年扱っており、コンピュータを利用した画像処理による顕微鏡画像の
改善に何年か取り組んだことがあります。その当時は、まだ画像の読取装置もX-線のデンシトメータく
らいしかなく、一枚の512x512ピクセルの画像を読み取るのに2時間もかかったり、また、せっかく処理
した画像を出力する満足すべきプリンターもなく、CRTの画面を写真に撮ったりなどしていた時代でし
た。その頃から、実はまだわずか15年ほどしか経っていないのですが、その間の画像関連のハードウ
ェアの進歩は著しく、画像のコンピュータへの取り込みは家庭でごく普通に行われるまでになってし
まいました。そして、画像の出力につきましても、フィルムで撮影した画像を印画紙に焼き付けた場
合に匹敵する画像が安い値段のプリンターで出来るようになってしまいました。
フィルムによる写真を扱っていたとき、私たちは、白黒写真からカラー写真の移り変わりの時代を経
験しています。この移り変わりのとき、私たちは一つの楽しみを失ってしまいました。それは自分で現
像をしたり焼付けをしたりする楽しみでした。なぜ、白黒写真は自分で写真の濃さを加減したり、トリ
ミングをして焼き付けたりすることができたのにカラー写真では写真屋さんにすべてまかせなければな
らなくなったのかと言いますと、それは処理をする薬品に毒薬を使わなければならなかったからなので
す。どうしても自分でやりたい人は、現像だけはなんとかやることが出来ました。そこで、現像だけで
終わりに出来るスライドづくりをやったのでした。カラー写真の場合、スライドは最初からポジフィル
ムを作ればよいのです。画像がディジタルになって、私たちはこの自分で処理する楽しみをカラー写真について取り戻すこと
が出来るようになりました。これがディジタル画像処理なのです。
私が画像処理をやっていたとき、そ
の処理の内容はかなり高級なものでした。例えば、一枚の写真の中にぼんやりと同じ形をして、大きさ
も同じでただ、色々な方向を向いたものがあったとしましょう。たくさんの蟻が地面を這っているよ
うな像を想像していただけば良いでしょう。このとき、余りにそれが小さくてあるいはそれを撮影した
ときの環境が悪くてそれがなんだかわからなかったようなとき、どうしたら良いでしょうか。それは同
じものが沢山写っていますから、寄せ集めて加え合わせれば良いのです。こうしてノイズを減らすとく
っきりとした像が浮かび上がってきます。実際にこれをコンピュータの画面上で行うには、いろいろ高
級なテクニックが用意されています。こうしたテクニックは、実はコンピュータによる画像処理など出
来ないような昔にその原理が考えられていました。
画像処理に使用するソフトウ
ェアはそれこそ数えきれないほどの数に上ります。それぞれのソフトにはそれぞれの目的があり、ソフ
トの値段もただ(フリー)から、数百万円もするものまで有ります。初めて画像をコンピュータで扱う人
には、数千円程度の有料ソフトから入った方が始めやすいかもしれません。機能も多く、扱
い方の解説も親切でしょう。しかし、ソフトはいろんなものが無料で配布されています。少し頑
張れば、有料のものでは得られない機能まで含めて無料でいろいろの処理を楽しむことが出来る時代になりま
した。ただ、大衆化の時代のフリーソフトには、高級な機能は盛りこまれていません。たとえば、画像
をフーリエ変換する機能をフリーソフトで持っているソフトは私が出会った限りでは一つしかありませ
ん。また、簡単な機能であっても、例えば明るさの分布がどのようになっているかをあらわすヒストグ
ラムの機能を盛りこんだソフトは数個くらいです。ヒストグラムを使って画像の明るさを最適に持って
いくソフトとなるともうほとんどないと言わざるを得ません。それでも、逆にフリーソフトはフリー
ソフトなりに、例えば遊びの機能を持ったものがあったりして楽しいものです。
フリーソフトで遊んだ後は、自分で作ってみようという気になるかもしれません。これも実はそれほ
ど難しいことではありません。じつは、私は5年ほど前からあるところで実習と言うことで画像
処理の講義と、自作の画像処理ソフトウェアの製作の実習を受け持っています。今回のメールマガジン
では「自分で作る画像処理ソフト」にまで踏み込む予定は有りませんが、フリーソフトの解説をもし好
評のうちに終える事が出来ましたら考えてみようかとも思っています。
さて、前書きが長くなってしまいました。本題に入ることにしましょう。今日紹介するソフトは、
Susieというソフトです。このソフトを使ったときの画面は次を参照してください。
http://hulatt.hp.infoseek.co.jp/Susie.html
このソフトは、画像のビューアーと呼ばれるものの一種です。この画像閲覧ソフトが持つ機能は次の3
つで、Susieはこれらの機能を全部備えています。
(1).画像を納めてあるフォルダ内の画像の一覧をタイトルで示し、そのうちの一枚を選ぶとその画像の
縮小標示を示す。ダブルクリックするか、「開く」をクリックすると拡大像を表示する。
(2).フォルダをエクスプローラと同じようなツリー構造で示し、選ばれたフォルダ内の画像をサムネイ
ルと呼ばれる小さい画像としてまとめて表示し、そのうちの一枚を選ぶと普通のサイズにして表示する。
(3).スライドショーと呼ぶ次々に画面いっぱいのサイズで表示する機能。
Susieでは、スライドショーの画像の切り替え時間や、表示の順、現在のフォルダより下の層のフォルダ
にある画像も標示するかなどの設定が出来るようになっています。特徴としては、初期画面がわずか一
行の縦長の画面で、ここから操作をやらせますので、常時画面上に標示しておいても邪魔にならないと
いう点が上げられます。なんといっても、Susieという名前を有名にしたのは、Susieプラグインと言っ
て、色々な種類の画像を画像を開くためのソフトが用意され、公開されているため、ほかのソフトを作
った人はこれを利用していろいろな種類の画像を開くことが出来るソフトが作れるようになっている点
です。しかし、その点は、ソフトの利用者には当面関係のないことです。
ソフトのダウンロードは、
http://www.digitalpad.co.jp/~takechin/
から行ってください。
このメールマガジンで紹介するソフトウェアの大部分は次のホームページに表の形で示してあり、その
一部はすでに短い解説をつけてあります。いろいろのソフトを急いで試してみたい方は、次ぎのホーム
ページにアクセスしてみてください。また、同じホームページに、このメールマガジンのバックナンバ
ーを入れて行く予定にしています。
フリーソフトで楽しむデジカメ写真(画像処理・編集・アルバム・ビューアー)
http://hulatt.hp.infoseek.co.jp/index.html
次回は、又別の画像ビューアーについて紹介します。お楽しみに。
----------------------------------------------------------------------
このメールマガジンは、『まぐまぐ』 http://www.mag2.com/
を利用して発行しています。解除は
こちら http://www.mag2.com/m/0000106478.htm
から。
----------------------------------------------------------------------
「フリーソフトで楽しむデジカメ写真」01 創刊号
発行者 Hulatt
タイトルページに戻る
連絡は下記アドレスまでお願いします。リストに登録されていないソフトをご存知でしたら是非お知ら
せ下さい。また、ご自分のソフトが掲載されている方、あるいはまだリストされていない方もお願いし
ます。
tsunokjp@yahoo.co.jp